引越しの準備を始めたいんだけど何からやったらいいんだろう?
やらなきゃならない事がいっぱいあるんだけど、どんな段取りで進めたらいいのかな?
どのくらいの費用が掛かるんだろう?
引越しの経験があまりないと
どこから取り掛かればいいのかわかりませんよね。
わからないことだらけで
ややこしいことこの上ないです。
だけど日々の生活の合間に決めていかなきゃならないことなので
なるべくスムーズに準備を進めていきたい。
引越し先での生活にはなにかとモノ入りになるはずなので
慌てて決めてしまって必要の無い費用を支払うことがないようにしたい
ということで実際に私たちがやったことをベースに
引越し準備から新居へ入居までの段取りをまとめてみました。
- 引越し業者の選び方
- 新居のリフォーム工事の段取り
- 生活に必要なインフラ(電気・ガス・水道)の手配のタイミング
こんなことが参考になると思います。
- 引越しするのに何から手を付けていいのかわからない方
- 引越しで損をしたくない方
- 引越しから入居までの流れを確認したい方
このような方はぜひ読んでみてください。
引越しの段取
引越し当日の新居でふだん通りの生活ができるようにすることを目標に
引越しの段取りを立てます。
やることはおおまかに分けると3つあります。
2.退去するお家でやる事
3.新居になるお家でやる事
引越し当日
ふだん通りの生活をするための目標は
→水が使える
→エアコンが使える
→家電製品が使える
→TVが観られる
・入浴ができる
→ガスが使える
・後から大きな物を動かす必要がないように家具を配置する
→引越し前にお家全体の家具レイアウトを作る
これを今回の目的として引越しの段取りを決めていきます。
①引越しをする日を決める
余裕があるならば引越しのシーズンは避ける方が無難です。
引越しシーズンは春、2月下旬~4月くらい
この時期は新生活を始める学生さんや新社会人さんなどの引越しが頻繁で
引越し業者を見つけるのも大変な時期です。
特に3月はヤバい。
あとは秋、9~10月くらい
会社員の異動のシーズンで引越しが多くなる傾向にあるようです。
この時期に引越しをするとなると
・希望の日に引越しができない
・引越し料金が割高
となることが多いです。
この辺りを避けて引越しできれば適正、
場合によっては割安な費用で引越しができます。
②引越し業者に見積りをお願いする
相見積もりをしよう
引越し業者に連絡をして見積りをとってもらいます。
業者によってサービス内容や費用が違うので
数社に連絡を取って見積もりを取ることをおススメします。
見積もりをしてもらう際は面倒でも時間をつくって
実際に運んでもらう荷物を確認してもらいながら金額を出してもらった方が良いと思います。
ネットで運ぶ荷物の数量などを入力して見積もりを出してくれるところもあるのですが
そういった業者さんは初めに見積もった内容では運びきれなかった場合
追加で費用が掛かることが多いようです。
また、作業中に車を停めるスペースも必要となり
例えば小さめのトラックしか用意できない業者さんだと2台分必要となって
そのスペースを借りる費用もかかります。
大型トラックでも止めるスペースを検討する必要があり
そういったそれぞれの状況で変わってくる費用がバカになりませんので
しっかりと検討できる業者さんを選んでください。
一括見積もりサイトの注意点
個別に連絡を取るのが面倒だと感じる場合は
一括見積もりサイトを活用するのもいいかもしれません。
一度の基本情報の入力だけで
10社近くの業者とコンタクトをとることができます。
ここでコンタクトを取った業者と内容を詰めていって
自分達に合うプランを見つけるのがいいかなと思います。
ただし、一括引越し見積もりサイトを使ってしまうと
営業の電話がひっきりなしにかかってきてしまうという問題もあるようです。
しかも結構しつこいらしい…
そのようなトラブルを避けるために
電話番号入力無しで見積もりを取ってくれるサイトを使ってみるのもいいかなと思います。
引越し業者を選んだ際の体験談はこちらの記事にまとめてあります。
本命は一番最後で見積もりをお願いするのも手かと思います。
これまでの見積もり金額が交渉の材料になります。
面倒ではありますがここの手間で数万円単位で費用が変わってきます。
③退去の連絡をする
退去の連絡は1ヶ月前としているところがほとんどではないかと思います。
管理会社に連絡を入れて鍵を返すまでの段取りを打ち合わせします。
お家の退去の連絡の他にも
- 駐車場の解約
- 電気、ガス、水道の使用停止(移転)
- 固定電話の解約(移転)
- インターネット回線解約(移転)
の連絡もしました。
同じ市内に移転の場合は新居での使用開始日の連絡も兼ねてしてしまいましょう。
④リフォームの見積もりをお願いする
新居のリフォームが必要な場合は
家具や荷物をお部屋に入れる前に済ませてしまうと入居後がラクです。
そのために引越し前にリフォームを終わらせるための段取りを組みます。
参考までに私たちの場合は
・和室床のレベル調整+畳の入替え
・電気工事(コンセント増設、IHヒーター取付、分電盤交換など)
・鍵交換
・ドアノブ交換
が必要でした。
床の工事、畳の工事、電気工事とそれぞれ別々に発注するか?
全てをまとめてやってくれるリフォーム業者におまかせするか?
このあたりがどちらがお得かわからなかったので
それぞれ個別に見積りを取ってみました。
見積もりを取ってもらうには実際に新居の内部を確認しなければなりませんので
お家の決済が済んだ日以降に日程を組む必要があります。
見積もりの結果を検討して
リフォーム業者さんにすべておまかせすることにしました。
⑤エアコン購入と取付けの日程調整
シーズンオフであれば後回しでもいいのですが
夏場や冬場の入居後のお部屋には絶対必要かと思います。
エアコンを購入ををするときは
- エアコン本体の性能と価格
- エアコンの取り付け
- 古いエアコンの撤去・処分
これらをすべて考慮するとスムーズに選べます。
私の場合ですが
- 近所の家電量販店
- 個人経営の電気屋さん
- ネット販売
- 引越し業者で紹介している業者さん
で調べてみました。
結果、トータルしてスケジュール的にも金額的にも納得することができたのが
ジャパネットたかたさんからの購入でした。
ネットで注文ができるのですが
エアコンの取付に際して
・配管カバーなどのオプションをつけるかつけないか
・ダクトの穴は新たにあける必要があるか
・エアコン本体と室外機の距離
・古いエアコンの撤去・処分の必要はあるか
など状況によって金額がかなり変わってしまうようでした。
購入に際してはトータルで予算を立てることをおススメします。
購入後はまずエアコン本体と室外機が届き
数日後に取付業者さんが来るといったスケジュールでした。
今回は3台を一度に購入したため
エアコンと室外機を一時置いておく場所が必要だったので
引越し前の部屋に荷物が何もない状態で購入しておいてよかったと思いました。
失敗してしまったのは外部配管ダクトを取り付ける場所
これはあらかじめ打ち合わせをして決めておいた方が良いと思います。
ネットで購入した後の取付業者さんの腕とか気遣いは結構良し悪しがあるようです。
気を抜くと適当な位置に配管されちゃいますのでご注意ください。
うち、気が付いたら雨戸の戸袋の中心に配管されていました…
ふつう戸袋避けて配管しないか・・・?
これは大失敗です(;_;)
⑥電気・水道・ガスの使用申込み
新居での使用申込みをします。
引越しする前に新居のリフォームや掃除をしておかなければならないので
特に電気・水道は早めに手配が必要です。
私たちの場合ですが、電気はブレーカーを上げればすぐに使えるタイプだったので
「今日から使います」と電力会社への電話連絡だけでそのまま使用開始することができました。
新規の契約になるので新たにお客様番号を割り振ってもらう手続きをします。
電話口でその後の手続きについて説明があったのでそれに従います。
あとはインターネットの申込みフォームに必要事項の入力が必要でした。
新居がブレーカータイプだったのでこの段取りで大丈夫でしたが
スマートメーターだと事前に連絡をしておかないと使えないそうです。
ブレーカーかスマートメーターか
ここは事前に確認しておくのが良いと思います。
水道は敷地内の水道メーターの元栓を開いてすぐに使えました。
入居したお家に置いてあった水道使用案内書に記載されていた連絡先へ電話をして
「今日から使います」と伝えます。
電話口で今後の手続きの説明をしていただいたところ
入居したお家に置いてあった使用申込み書に必要事項記入をして送ると手続きできるとのことでした。
公共料金をクレジットカード払いにする手続きもしました。
ガスはプロパンガスです。
すぐには使えません。
プロパンガス業者と契約してからになります。
プロパンガスについてはぼったくりが横行している業界なので
適正価格で提供してくれる業者選びがとても重要になります。
毎月継続して支払わなければならない費用なので高値での契約は絶対に避けたいです。
プロパンガスの契約についてはこちらの記事にまとめてます。
プロパンガスの開栓は早くても2週間程かかります。
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⑦新居と今のすまいのお掃除
退去するお家でやる事
引越しするまでにお部屋をきれいにします。
キッチン、お風呂などの水廻り、お部屋の壁とか床。
がんばってひたすらお掃除です。
掃除をするにも効率よくやりたかったので
使う洗剤はなにがいいかなといろいろ調べました。
実際に使ってみてすごく重宝した洗剤はこれ
ウタマロクリーナー窓ガラス
キッチン、床の汚れ落としに効果バツグンでした
壁紙の汚れ
食器の漂白
洗濯機の水あか掃除に効果ありました
キッチンパネルのフィルムをはがしたあとのベタベタ落とし
換気扇のがんこすぎる油汚れがスルスル落ちました
水垢の跡
トイレの臭い取り
水道の蛇口の緑青(サビ)を取るのにラクでした
ちなみにお家中のお掃除で、3kg痩せました♪
⑧荷物を整理してダンボールに詰める
荷物の整理も始めます。
アルバムなど思い出の品やシーズンオフの服など
日常ですぐには使わないものを優先して詰めていきます。
新居が今の住まいに近ければ
ダンボールに詰めたものを少しずつ新居に運んでしまってもいいですね。
引越し業者さんの運ぶ荷物が少なければその分引越し代もおさえられます。
こんなモノあったなー
この写真!なつかしいな~
など手をとめてしまう誘惑はたくさんありますが
心を鬼にして荷物を整理していきます。
今までいつか使うんじゃないかと取っておいたモノもこの機会に断捨離しちゃいましょう。
本当に必要なモノは案外少ないです。
⑨照明器具など新居で使うものを購入
入居した日に真っ暗闇
なんてことにならないように照明器具を購入しておきます。
リフォームやかたづけが落ち着いたら取り付けちゃいましょう
これは取り付けてこれはよかったな、と思うシーリングライト
アイリスオーヤマ シーリングライト おしゃれ調光調色リモコンついていて
調光もできて
タイマーもあるという高機能さ
なのに金額はお手頃
とても気に入っています。
もうひとつ照明器具のほかに事前に買って
設置しておいてよかったと思ったのが洗濯機の架台。
新居には防水パンが無く床に直置きになってしまうので
洗濯機の下の汚れが掃除できないのが嫌だなと思っていました。
探してみたら架台がいいみたいだったので
さっそく買って組み立てて洗面所に置いておきました。
引越し当日、その架台の上に洗濯機を取り付けてもらいました。
後から自分で架台に乗っけるのは洗濯機が重たくてムリなので
事前にやっておいてよかったです。
ねらい通り床と洗濯機の間に隙間ができるのでお掃除もラクちんです。
⑩リフォーム工事
リフォーム業者さんと契約をし工事を始めてもらいます。
立ち合いの必要があることもあるので日程の調整が必要になります。
⑪インターネット回線契約
引越し後でも大丈夫ですが
・お仕事でネット環境が必要とか
・テレビ視聴はネット回線を使う
などの場合は早めに契約をしておきます。
回線開通の工事は契約後すぐにしてもらえるわけでは無いので
(してくれる会社もあるかもしれませんが)事前に契約をして工事の日程も決めます。
⑫役所へ転出届を出す
今の住まいのある役所へ転出の届け出をします。
・印鑑登録をしている場合は「印鑑証明書」
・マイナンバーカード
・国民健康保険に加入している人は保険証
・身分証明書(運転免許証など)
・認印
これらを持参して手続きをします。
届出をすると「転出証明書」が発行されます。
転入の届出をする際に必要な書類なので失くさないように注意です。
今回はお家を購入する際の登記の関係で引越し前に届出が必要でしたが
提出期間は引越しの前後2週間なので引越し後でも大丈夫です。
⑬引越し
当日は引越し業者さんが全部やってくれるので
どれを運ぶ、どこに置くという指示だけで済みます。
タンスや冷蔵庫などの大型家具類は後から移動させるのが大変なので
引越し前に新居の家具のレイアウトを決めておくのをオススメします。
大型トラックでの運搬作業なので駐車スペースが必要になります。
お家の前にスペースが無い場合は駐車場を借りるなど
別途費用がかかる場合があります。
まとめ
このような段取りで引っ越し作業を進めた結果
引越し日当日からふだんとおりの生活をすることができました!
・・・と言いたかったのですが、
TVだけは観ることができなかったのです。
両親ののんびりタイムに大変重要なTVだったのですが
TVアンテナが付いていなかったのです。
賃貸住まいに慣れ切っていたので
TV端子に差し込めばすぐに観られるものだと思い込んでいました。
購入した中古住宅はそういうわけにはいかないのですね…(;’∀’)
急いで視聴できる方法を調べて
地元のケーブルテレビと契約をすることでやっと視聴することができました。
そんなわけで引越しまでには
・業者選び
・見積もり
・リフォーム工事
・日程調整
・役所などへの届出
・退去などの連絡
などやることが盛りだくさんです。
なにから手を付けたらいいのか最初はパニック状態でしたが
目標を決めたことでやらなきゃならないことを順序立てて考えることができました。
段取りを参考にしてもらえたらうれしいです。
今回は引越しの段取りについてまとめましたが、
引越しの準備ををする前にまず一番初めに
ご近所のみなさんへのごあいさつをお忘れなく(^^)
しばらくの間うるさくてご迷惑をおかけしてしまいますから一番最初にやりましょう。
引越し後は
・役所に転入の届出
・運転免許証の住所変更
・郵便局へ移転の連絡
も忘れずにしてくださいね。
以上参考になれれば幸いです。
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