住宅ローンの審査が通らない厳しい現実

お家購入&リフォーム

住みたいお家が見つかって申込みして
売主さんから購入OKの返事がもらえた!

うれしくてワクワクする瞬間ですよね 。
このお家での楽しい生活を空想して気分も高揚してしまいます。

だけどその前にお家を買うための資金を調達しなければなりません。
これがなかなか大変なのです。

派遣社員って住宅ローンの審査がなかなか通らないのです。
直面する厳しい現実を突きつけられます。

予想はしていたけどこれがけっこう精神的にキツイ

派遣社員がなるべく負担が少なく
住宅ローンの審査をスムーズに通して融資を受けられないものか…

ということで

  • 派遣社員が住宅ローン審査に通らない理由ってなに?
  • どうしたら審査に通りやすくなるんだろう?
  • 派遣会社でも審査に通りやすい金融機関ってあるの?

こんな事をまとめてみました。

知っておくことでなるべく現実に打ちのめされるのを避けられればいいな、と思います。

  • 住宅ローン審査を受けるまでの準備が知りたい方
  • 住宅ローンの審査が通らず困っている方

このような方のお役に立てるかと思います。
参考になさってみてください。

派遣社員が住宅ローンの審査に通らない理由

住宅ローン審査は簡単に言うと
お家の購入のために貸したお金を安定的に回収できる人かどうか

合わせて借金を返済できなくなってしまった場合
担保に入れる物件が残った借金を清算できるだけの価値があるかどうか

こういったことを調べられています。

ローン審査基準というたくさんの項目があって
それに当てはめて審査を通すか通さないかを判断されているわけです。

住宅ローン審査ってなにをみてるの?

まずは住宅ローンの審査で調べられている内容を確認して対策をしていくことにします。

ローン審査基準項目の中でも特に重要視されているのがこの5項目の様です。

  1. 年齢・年収・勤続年数・雇用形態
  2. 健康状態
  3. 物件の担保価値
  4. 返済負担率
  5. 個人信用情報

年収が少なくて安定性がない雇用形態である派遣社員では
信用という観点からすると審査に通りづらいのは当たり前というわけなんですね。

ですが派遣社員でも対策を立てられる部分もあります。

この5つの項目に沿って確認していきます。

派遣社員が審査に通りやすくなるための解決案

1.年齢・年収・勤続年数・雇用形態

年齢はどうしても変えられないからムリ
年収も雇用形態もすぐには変えられない

となると対策できるのは勤続年数
ある程度長い期間働いている方が有利です。

1年未満というのはちょっとキツイみたいです。
審査をしてもらうのは勤続年数が1年以上経過をしてからが良さそうです。

2.健康状態

健康状態を重要視するのは団体信用生命保険(団信)に加入する場合なので加入しなければ審査基準からは外れます。

ですが民間の金融機関はほとんどが団体信用生命保険の加入を義務付けているんですよね。

団信に加入がローンを組む条件となっている場合は健康状態に不安がある方でも加入できる可能性がある保険を検討してみてはどうでしょうか?

住宅ローン金利に一部上乗せされてはしまいますが持病を持つ方でも加入できる可能性があるワイド団信という保険があります。

また、団信加入は不問のローンもあります。

フラット35なら団体信用生命保険が任意加入です

ただし購入するお家の条件がちょっと厳しいようです。

団体信用生命保険に加入しなければいいとは言ってもやっぱり補償が無いのは不安という方は個別に保険加入を検討してもいいかもしれません。

引受基準緩和型収入保障保険という保険であれば病歴がある方でも加入しやすい保険もあるようです。

これは収入保障保険なので契約者にもしものことがあった場合に取り決めた金額が毎月(or毎年)家族に支払われるというもの

団信のように住宅ローン残金を清算するものではなくて保険金額を月々のローン返済にあてるといった使い方をする保険です。

3.物件の担保価値

支払う人がお金を返せない状態になった時はお家を売ってその代金を借金返済にあてることになります。

そのため売りやすいお家であることが担保価値につながります。

・競売物件でトラブルが起こっていたり
・災害に合いやすい地域であったり
・農地であったり

など、売却のしづらい土地や建物の場合は審査も通りずらいようです。

将来的なことも含めて売りやすい立地のお家はあとあとにもお金の負担が少なくて済む場合もありますのでお家探しの段階で検討してみるのが良いかもしれません。

4.返済負担率

住宅ローンの返済負担率はお金を借りる人の年齢にもよりますが
一般的に年収の20~30%くらいが目安のようです。

仮に年収340万円の私の場合を例にしてみます。

返済負担率30%とすると
年間の支払が102万円
月々8.5万円になります。

お家を買う年齢が若ければ今後収入が増える可能性もありますからこの30%レベルでも通るかもしれません。

ですが私くらいの高齢になってしまうと今後の生活を考えるとなかなか厳しい金額です。

そういったことも審査では見られていると考えてよいと思います。

ですので返済負担率はなるべく抑えることで月々の負担は軽いので支払いが滞らないようにできますよというアピールにもなります。

そのためには
・頭金を多くする
・お家の値段を下げる

ということを検討する必要があります。

ちなみに返済負担率は車のローンなどを組んでいればそれも含めて計算されます。

5.個人信用情報

今現在、借金をしていたり過去に返済を滞らせたりとなると審査は通りづらくなります。

借りているお金があればそちらを優先して返済しておくのをおすすめします。

見過ごしがちなのがふだん使っているクレジットカード払いこれも負債金額に含めて計算をされています。

審査をお願いする段階では多額のクレジットカード払いは避けたほうが良いようです。

クレジットカードに関してもうひとつ

クレジットカードには与信枠というものがあります。

簡単に言うとクレジットカードの利用限度額(キャッシング枠)のことです。

クレジットカードを作るときにキャッシング枠を決めると思いますがその枠分は簡単にお金を借りる事ができてしまいます。

そのキャッシング枠も借金とみなされてしまうのです。

クレジットカードの枚数分、借金としての加算をされてしまい返済負担率を上げてしまうのです。

ですので使っていないクレジットカードはすべて解約をおすすめします。

解約ができないのであればキャッシング枠を0円にしておいたほうが良いようです。

過去に作ったけど今使ってなくて自分が持っているクレジットカードがわからない

そいう方は一度きちんと調べてみてもいいかもしれません。

個人情報信用情報機関
CIC
JICC
KSC

という3つの機関で調べることができます。

手数料がそれぞれ1,000円ほどかかりますが、住宅ローンの審査をスムーズにすすめるためにも
自分のお金に関する情報を整理しておくのが大切ではないかなと思います。

クレジットカードを整理したり、借金返済する場合は信用情報にのるには2週間ほどかかるようですので

ローン審査を受ける前に余裕を持って手続きしてくださいね。

派遣社員でも審査が通りやすい金融機関

結論から言うとネット銀行
派遣社員でも住宅ローン審査が通りやすい銀行です。

地方銀行信用金庫など
地元密着の金融機関も相談にのってくれる様です。

購入するお家の性能が良好であればフラット35も検討できます。
フラット35は多くの金融機関で取り扱っています。

大手銀行・ネット銀行・地方銀行や信用金庫
保険会社やモーゲージバンクなど

ちなみにモーゲージバンクとは住宅ローン専門の金融機関のことです。
ARUHIが有名ですね。

その内容は金融機関ごとで変わってくるようですので
自分に合ったプランを探してくださいね。

私の場合はこんなカンジ

私が住宅ローン審査を受けたときの状況

私が住宅ローン審査を受けたときの状況です。

・年齢は40代後半
・年収340万円
・勤続年数9年
・健康状態は良好

・お家
 築38年 木造2階建て
 市街化区域
 住居専用地域
 過去に大きな災害は特になし
 一般的に出回っている不動産物件

・住宅ローン融資予定金額990万円
・借入金 子供の奨学金の残債約100万円

完済時の年齢がすでに35年ローンにできる年齢ではなかったので20年のローンに

今後の生活を考えると住宅費にお金をかけすぎるのは怖かった事もあり返済負担率が20%以下で検討

頭金は払わずフルローンにする予定だったので借入額をなるべく少なくするためにお家の購入予算は押さえ気味にして探しました。

低金額でのお家探しのため、どうしても築古の中古住宅になるのでフラット35の条件には満たないため検討から外しました。

建物の性能が高いものはムリだったので
担保にできるように立地だけはなるべくしっかりしたところを選ぶことを心掛けました。

住宅ローン審査をお願いした金融機関

お家の申込み時に不動産屋さんが提携している大手銀行の住宅ローン一括事前審査申込みをしました。

結果は全滅

ちなみに、お家を探し始めた当初みずほ銀行さんに派遣社員でも融資してもらえるか?と話を聞きに行ったのですが

派遣社員であるだけで条件が厳しくフラット35だったらなんとか相談には乗れそうです、という回答でした。

大手銀行の審査は落ちるのが分かっていたので不動産屋さんとは別に自分でネット銀行の申込みをしました。

  • 団体生命保険料0円
  • ローン保証料0円
  • 一部繰上げ返済手数料0円 

この条件を私の必須条件として、評判の良い次の4行で審査の申込みをしました。

・auじぶん銀行
・PayPay銀行(ジャパンネット銀行)
・住信SBIネット銀行
・イオン銀行

申込みは各行の住宅ローンサイトに
自分の勤めている会社
購入予定の建物の状況

などを入力していくだけです。

どの銀行も比較的簡単な内容だけ入力すればいいのですがじぶん銀行さんはかなり詳しい情報を入力しないと終わりません。

結構疲れました…

事前審査なので結果は1〜2日くらいで出ます。

登録したメールアドレス宛に届いたURLにアクセスしてマイページ登録をした後に確認ができる仕組みになっていました。

ちょっと面倒だけどここはガマン!

結果は…

・じぶん銀行 ✕
PayPay銀行(ジャパンネット銀行) ✕
・住信SBIネット銀行 ◯
・イオン銀行 ◯

でした。

不動産屋さんの方でも動いていてくれていて地元の地方銀行と信用金庫も事前審査が通っていました。

これからそれぞれの条件を確認して自分の条件に合う金融機関に本審査をしてもらう事になります。

派遣社員でも組みやすい住宅ローンはこちらの記事にまとめています。

まとめ

派遣社員という立場はどうしても住宅ローンの審査が通りづらいのが避けられない現実です。

ですが対策をすることで通る可能性も高まります。

対策としては

  • 完済するまでの年数を短縮する
  • 勤続年数は一年未満は通りづらいのでそれ以上経ってから
  • 返済の負担を減らすために借入する金額を減らす
  • 健康状態を問われないところからお金を借りる
    または病歴があっても加入できる保険を探す
  • 金融機関の担保になるお家を探す
  • 今借りているお金の残債を減らす
  • 不要なクレジットカードを処分する

正直面倒くさいことが多いです。

だけど住宅ローンの審査を通すことばかりでなく今後の生活の上でもお金の不安をなくすことにつながってきます。

ここはがんばって対策していきましょう。

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