緊急入院!コロナ禍で家族は面会できませんでした

両親の老後を支える

突然親の容態が悪化して救急車で運ばれました

そのまま入院することになって、病室に向かう途中

「ご家族の方は病室に入れません。ご家族の方の付き添いはここまでなんです」って看護師さんに言われました

入院している親の状況がどうなっているのか確認できず、心配でたまりません…

突然体調を崩して入院となってしまった父

今はコロナウイルス蔓延防止のために患者と医師、看護師以外は病室に立ち入ることができないんですよね

私の場合は突然容態が悪化し、意思の疎通もできない父の病状の方が気がかりでそのことがすっかり頭の中から抜けていて

看護師さんから「患者さんに直接会えるのはここまでなんです。」って言われた時、ものすごく驚いて動揺してしまいました

ニュースなどでそのような現状を知っていたはずなのに、自分の身に降りかかったことで冷静さを失っていました

他人事だったのだと反省もしました

そして誰にでも突然このような事態は起こる可能性があるんだろうなと

そんな経験から今回は親の突然の入院で感じたことや疑問に思ったことをまとめました

  • 入院した家族の状況を知る方法は?
  • 入院した家族と話はすることできるの?
  • 入院で困ったことってなに?

親や家族など、身近な方がコロナ禍での入院をした時の参考にしてもらえればと思います

家族の突然の入院で疑問に思ったこと感じたこと

入院すると面会できない

はじめにちょっとだけ、うちの親が入院に至った経緯をお話させてもらいます

父の救急搬送から入院までの経緯

同乗していた早朝の車内でのことです

車を運転していた父のブレーキかけ方がちょっといつもと違う感じがして「どうしたの?調子わるかったりする?」と後部座席から声をかけたもののなにも反応がありません

少し耳が遠いので聞こえなかったのかな?そんなことを思ってしばらく様子をみていました

あれ?なんだ?どうした?なんかやっぱり変だな?

疑問に思っている間に運転するスピードがノロノロになり、しばらく走行したのちに路肩に停止

車が停まったタイミングで慌てて外に飛び出し、運転席の扉を開けてエンジンを止めて父に声をかけつづけましたがやっぱり反応がありません

意識はあるものの朦朧としている感じでしきりに頭に手をあてて気にしている様子

どうにもならない、と思ったのでその場で救急車を呼びました

つい数日前にがんの告知をされたばかりだったのでそれが原因かと思ったのです

救急隊が駆けつけ処置をしてくれ、そのまま病院へ搬送

病院で数時間かけて検査や処置をしてもらい、脳梗塞を発症しているということがわかり予断を許さない状況ということでそのまま入院ということになりました

ストレッチャーに乗せられ病室まで運ばれる父の横について、看護師さんから父に起こっている状況を聞きます

話を聞きながらも突然の事態に心臓バクバク、体中の力が抜けていくような感覚でしたが

しっかりしなきゃ!これから入院の準備いろいろしなきゃいけないんだから!と自分に活を入れて奮い立たせたところで看護師さんがひとこと

「申し訳ないんですが、ご家族の方の付き添いはここまでなんです。コロナ感染防止のため、病室には入れません」と

えっ???一瞬なにを言われているのか分からなかったのです

隣にはいまだに意識が朦朧としている父

父の容態が変わってしまったら…もしかして、会えるのはこれが最後かも…

ネガティブな方へと気持ちが傾いていって感情的になってしまいしばらく涙が止まりませんでした

入院時に困ったこと

父が入院したことで困ったな、と感じたことはこんなことです

  • 現在の様子が医師や看護師さんを通じてでしかわからない
  • 身の回りのことをすることができない

今どのような状況なのか?
意識はあるの?
体を起こすことはできるの?
話をすることはできるの?
病室は寒くない?
上着は必要?
食事はとれてるの?
・・・

見れば会えればすぐにわかることなのに、ひとつひとつ看護師さんに確認をしなければならないのがとてももどかしいです

なにか不自由な想いをしているんじゃないか?
訴えたいことがあるんじゃないか?

入院している親の心情を慮るだけでもやきもきします

どんな些細なことでも聞きたいのが家族の心情

だけど看護師はほかにもやらなければならないことをたくさん抱えていらっしゃるって思うと

なかなかあれこれと聞くことも申し訳ないな、と思ってしまうジレンマが半端なかったです

入院時の様子を知る方法

入院している父の様子を知る方法はこれだけでした

  • 医師や看護師さんの話
  • リモート面会
  • 携帯電話での会話

病室への出入りができる医師や看護師さんに今の容態を説明してもらうことが親の今の状況を知る一番の情報源です

「○○ができるようになりました」「食事もきちんと食べられていますよ」そういった情報がありがたかったです

ただ、やっぱりどういう状況なのかちょっとでもいいから自分の目で確認したい!

直接確認する唯一の機会がリモート面会です

今の状態の様子を確認できる貴重な時間です

この機会があったおかげで様子を聞くことしかできなかった不安が一気に解消されました

ただこのリモート面会、とてもありがたいのですが実施している病院としていない病院があります

そして面会の時間がすっごく短い!

どこの病院もそうなのかはわかりませんが、父が入院した病院は15分間で月に2回だけ

事前の予約が必要で、予約を取る時間も限られていました

残念過ぎて面会の終わりの時間が来るのがつらくてたまらなかったです

幸いうちの父の場合は医師と看護師さんのおかげで回復がものすごく早く、言語障害があるものの数日で話をすることができるようになりました

そのおかげで直接父と連絡が取れる携帯電話が大活躍

ただ、その携帯電話を充電できているのかできていないのかがわからない

このようなほんとうにささいなこと、病室に入れればすぐに確認できることが誰かを介さないとできないという不便さがあります                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

コロナ禍の入院について感じること

今回の父の入院で思ったこと

うちの場合は緊急で考える余裕や選択肢は無かったですが、入院するかしないかで迷っている方はよく考えて決断をした方が良いのではと感じました

状況によっては家族とは会えなくなることもある、という覚悟も必要です

幸い適切な処置のおかげで、医師もびっくりするほどの回復力を見せ、父の容態はぐんぐん良くなりほどなく退院

今では言語障害があるものの普通の生活をすることができるようになりました

今回の入院に関して、私的には戸惑うこともかなりありましたが

コロナ禍で必要以上の業務をこなされている医師や看護師には深くお礼を申し上げたいと思います


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