はじめてのお家の契約となると
大きな買物ですので変な汗がでてきますよね。
わからないことが多すぎて…もう、誰かになんとかしてほしい!
ちょっと弱気になってしまったり…
だけどここで失敗するわけにはいきませんから気を抜いている場合ではありません。
ここではお家の契約の時にどんなことをするのか
私の経験をした一連の流れをまとめてあります。
大きな金額が動き
これからの自分に生活にかかわってくる大変重要な時間ですから
空気に飲みこまれないようにしたいですね
お家の契約ってこんなカンジなんだ・・・
みたいな雰囲気を感じていただけたらと思います。
お家の契約の流れ
この日は不動産業者さん・売主・買主が集まって契約に臨みました。
購入する土地・建物に関する説明がメインになり
買主である私が説明の内容を確認し納得すれば手付金の支払いをして終了
ということになります。
重要事項説明
まず重要事項説明があります。
重要事項というのは大きく分けて2つの事項の説明になります。
・土地の状況
・建物の状況
・道路に関すること
・ガス管や水道管などの設備状況
・法律上の制限 など
①物件に関する様々な事項と
・契約に際する金額
・住宅ローンの有無
・違約金の説明 など
②取引条件に関する事項
こういった説明を不動産業者さんから受けます。
ちなみにこの説明をしてくれる不動産業者さんは
宅地建物取引主任者という有資格者しかすることができません。
とても大事な説明ですので疑問点や懸念点をしっかりとここで確認します。
- 不利な状況は無いか
- リスクは許容範囲か
- 事前に知らされていたことと異なることは無いか
重要事項説明の内容は事前に確認すべし!!
契約日当日に難解な説明をされても
おそらく訳がわからないと思います。
問題点があってもそれを確認することができなくて
後悔することにもなりかねません。
なので契約日の一週間くらい前に
重要事項説明書を用意してもらい
自宅できちんと内容を確認して把握する
その時間をつくってほしいと思います。
内容が分かっていれば
契約日当日は確認作業のような感じです。
説明書を読んで疑問に思ったことを
不動産屋さんや売主さんに問う時間をしっかり確保できます。
このお家を見に行ったきっかけであるマイソク(不動産のチラシ)
に書かれていた土地建物の条件はきちんとあっているのか?
土地や建物の大きさとか
築年数とか
自分の土地に接している前面道路は公道なのか私道なのか、などですね
重要事項は契約日前に内容を確認する!
これからの生活が破綻しないためにも
絶対にやってほしいです。
購入するお家のリスクを把握する
私達の選んだお家もたくさんのリスクがありました。
最終的にこの土地と建物をどうするか、ということも含めて
一部ですがこのようなことがリスクではないかと思いました。
①1982年築で新耐震だけど古い建物
②過去に使っていた浄化槽が敷地内に埋まっている
③旗竿地
④土地区画整理事業の計画区域内
⑤税金面のリスク
①建物を解体する時
通常の解体より費用負担が大きくなると考えられます。
1982年築という古い建物なので
今は使用禁止となっている健康被害をもたらすとされる建材の
アスベストを使っている可能性があり
解体時の養生費や産廃処理費がかかるのです。
②埋まっている浄化槽
将来この土地を更地にして売却するとした場合
浄化槽を撤去する費用がかかります。
③旗竿地であることも整形地よりも不利な条件
旗竿地とは道路と土地が接している間口が狭くて
細長く奥に進んだ先にお家が建つ広めの土地がある
といった形状の土地のことです。
道路と土地が接している間口が狭すぎると
将来建て替えができない、ということが起こる可能性があります。
また、売却するとなった場合はその土地の形状が不利になったりします。
④土地区画整理事業
購入する土地についての計画の進捗状況だったり
どこが進めている計画なのかといった詳しい内容の情報が必要になります。
⑤税金面でも不利です
築古のお家なので住宅ローン控除は受けられません。
こういったリスクも事前に重要事項説明書で把握して
調べられることは事前に調べることで
契約はとても落ち着いて臨むことができます。
状況の報告
重要事項説明が終わった後
このお家に関する状況報告を受けました。
・雨漏りはしていないか
・シロアリ被害はないか
・給湯・空調などの設備関係はどうなっているか
・土地の境界はしっかりわかっているか
・浸水被害は無いか
・近隣との申し合わせ事項の有無
などの報告です。
不明点はこの場でしっかり確認。
書面にもしっかり記して残してもらっています。
状況については申し込み時にもかなり突っ込んで聞いていたので
ここも当日は確認作業のような感じです。
直接売主さんにこの場所での生活の様子などもいろいろ聞いてみました。
ご近所の方々はどのようなカンジかとか
ゴミ捨て場はどこにあるかとか
書面には記されないようなことをお聞きする絶好のチャンスですので
聞きたいことをあらかじめ用意しておくのもいいかもしれません。
契約書にサイン→手付金の支払い
リスクも含め、自分の許容範囲におさまることや
内容が納得できたので契約書にサインをしました。
不動産業者によってやり方は異なるようですが
私たちの契約では売主さんに手付金と
不動産契約書の印紙代を支払って無事終了しました。
所要時間は3時間ほどでした。
契約書を交わすまでに書面の準備や
私が投げかけた疑問・質問点を回答するために
時々待たされる時間もあったのですが
その時間は売主さんに
このお家でどの様に過ごしてこられたのかとか
ご近所のお話とかお家の手直しされている部分はどんな工事をしたのか
などを雑談混じりにお聴きすることができました。
これから暮らすにあったって安心感を増すことができました。
まとめ
お家の契約は事前に準備をしていてもとっても疲れました。
ふだん聞きなれない不動産用語が飛び交います。
なにもわからない状態で契約に挑むのはけっこう無謀だとも再認識しました。
重要事項説明書の事前の内容確認はやっておいてよかったと本当に思います。
契約当日はほぼ確認作業だけだし
宅建取引主任の説明する事もちゃんと理解できるので不安が無いです。
大きな買い物でドキドキはしましたが落ち着いて臨むことができました。
契約が済めば住宅ローンの本審査申込みをすることができます。
本審査に必要な書類
土地の公図や建物の配置図、平面図など
不動産業者さんに提出する書類を一式準備していただいてくださいね。
住宅ローンの本審査についてはこちらにまとめています。
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